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通夜・葬儀・会葬の心得 「数珠について」

仏式における通夜、葬儀・告別式、法要の場でお参りする際に使う「数珠」。

仏様を念ずるときに用いる珠の意から「念珠」ともいい、仏教の礼拝用具のひとつです。

合掌する手に掛け仏様と心を通わせる大切な仏具で煩悩が消滅し、功徳が得られるといわれています。

数珠の起源

数珠の起源には、さまざまな説がありますが、念仏や題目を数えるときに用いた数え玉が現在の数珠になったともいわれています。コラム7-1.jpg

珠の数は百八個が基本であり、人間の煩悩や功徳の数を表すといわれています。これを「本連(ほんれん)数珠」、あるいは二重に巻いて使うことから「二連・二輪(ふたわ)数珠」とも呼びます。また、浄土宗や時宗用の念珠は、二つの数珠を交差させたような独特の形状を持ちます。

正式な数珠・念珠においては、宗旨・宗派によってその形状・かけ方に決まりがあります。

それに対して持ちやすいように珠の数を減らし、半数の五十四珠、1/3の三十六珠、1/4の二十七珠などに略式にした数珠が一般的に多く用いられています。また、最近では、数にこだわらず、仕上がりの輪の大きさ(手の大きさ)を合わせて二十二珠や二十五珠などで制作したものもあります。この略式のものを「片手(一輪・ひとわ)数珠」ともいいます。

数珠の用い方

サムネ7-2.png左手首にかけるか、房を下にして左手で持ちます。合掌する時には、両手の親指以外の指を輪の中に入れ、親指と人差し指で支えるようにします。※宗派によって異なります。

浄土真宗の二輪で長房の数珠を使用する場合には、二つの親玉を親指のところではさみ、房は左側に下げて合掌します。

自分とは違う宗派の葬儀に出席する場合にも、自分の属する宗派の数珠を持参して構いません。

歩くときは、左手に持ち、手に持っているときは、左手に持つか、左手首にかけます。

男性用を女性用の違い

材質、珠の大きさや房の色で男性用と女性用に分けられています。

材質としては、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたといういわれからか菩提樹の実が一番いいものとされます。現在は、男性用は黒檀などが多いようです。

女性用は、男性用に比べて珠が小さく、琥珀、瑪瑙(めのう)、白珊瑚、水晶、真珠などが用いられています。

数珠の取り扱い方

携帯する際は「数珠(念珠)袋」に入れ、会葬の席などで一時的に置く場合でも数珠袋の上や、ハンカチの上に置き、畳の上などに直接置かないようにしましょう。

また、数珠は家族間でも貸し借りはよくないとされていますので、個人のものを用意しておきましょう。

葬儀は頻繁に参列するものではありません。いざ必要になったときに、ひどく汚れていた、房が折れてしまっていたということにならないように、定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。

(投稿:2022年4月14日 更新:2022年5月10日)

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