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「通夜」とは?「通夜」と喪家のすること

 「通夜」とは、葬儀前夜に遺族や故人にゆかりの深い方たちが集まって故人との別れを惜しみ、ご遺体を守って夜をともにすることです。
大夜(たいや)や夜伽(よとぎ)とも呼ばれます。しかし現在では、一般の弔問者も多くなったことから、葬儀の前日の夜に時間を決め、式次第にのっとって行われるようになり、これを一般的に「通夜」というようになりました。

今回の記事では、喪家向けの「お通夜」の流れと、確認しておくとよいことなどを解説していきます。

通夜にあたっての準備・確認しておくこと

 祭壇の設置、式場の飾付け、受付用品の準備、粗供養品の手配などは一柳(葬儀社)でいたしますが、
喪家側で手配、確認していただくことがいくつかあります。その中でも重要なのが通夜・葬儀の際にお手伝いいただく係員と責任者の依頼です。必要な係とその役割についてご説明します。

●責任者
焼香順の決定、供花の配列、食事等の物品の発注など、通夜・葬儀全般を取り仕切ります。
(喪主及び、ご遺族の方がされることが多い。そのほか親族代表、友人代表、会社関係者にお願いする場合もあります。)

●受付係
弔問者の受付や案内をし、香典、供物の受け取り、記帳をお願いします。
後の挨拶のためにも必ず住所をお伺いすることが必要です。香典供物ご辞退の場合には丁重にお断りしていただきます。

●会計係
葬儀終了までの香典の管理・整理を担当します。現金を扱いますので、身内や勤務先の
信頼できる方から2名以上にお願いするとよいでしょう。(受付係と兼ねることもあります。)

●食事・接待係
僧侶や親族、弔問客への茶菓の接待や、食事の配膳をします。

●粗供養品渡し係
弔問者の方に通夜の粗供養品を渡していただく係です。
係を知人に頼むことができない場合もあるかと思います。そのような場合は、葬儀担当者にご相談ください。

通夜のすすみ方

 通夜のお経は午後6時か7時からの一時間に区切って営まれることが多いです。通常は葬儀の担当者が事前のお打ち合わせに従ってご案内いたします。

1.柩の安置
 ご遺族の方とともにお柩を寝台車でご自宅から斎場へ移送した後、お柩を式場に安置します。
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2.供花の配列
 供花の名札の氏名、肩書きなどをご確認いただきながら、配列順序を決め、札を並べていきます。
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3.受付準備
 
各係の方が到着されたら、遺族よりご挨拶をいただき、受付備品など各用具の確認、
通夜礼状や粗供養品の内容、数量を確認して各担当の任務についていただきます。
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4.親族到着
 控室にて休憩、お時間までお待ちいただきます。
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5.弔問者の対応
 特別お急ぎの方を除いて開式までの間は式場や控室等でお待ちいただきます。
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6.僧侶到着
 控室にご案内して茶菓の接待をします。喪主及び遺族は僧侶にご挨拶をします。
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7.着席
 開式15分くらい前に遺族、親族のご着席のご案内をいたします。その後、担当者が弔問の方々を席にご案内します。
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8.ご寺院入場 開式
 司会者が開式を告げます。ご寺院により読経(勤行)をいただきます。
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9.読経・焼香
 読経(勤行)の途中に遺族、親族、弔問者の順に焼香のご案内をいたします。喪主は弔問者の方のご焼香時に、お礼にお立ちになられることが多いです。
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10.閉式 ご寺院退場 喪主挨拶
 遺族・親族はご案内の通夜終了時刻まで式場内に残ります。
 通夜終了後、遺族・親族の方々はご会食し、その後解散となります。

弔問者や親族の方がお帰りになられたら、ご遺族や近親者はご遺体をお守りして一夜を明かします。交代でローソクと線香を絶やさないでお守りします。
 ※以前は、一度ともした火は葬儀終了まで絶やすことのないようにお守りすると言われておりましたが、近年では、臨終に至るまで介護疲れや通夜・葬儀の準備など遺族のご負担が大きいこと、また、火事の心配などから就寝時や火のそばを離れる時などは火を消していただくようご説明しております。

葬儀の準備

 翌日の葬儀に備え、最終打ち合わせをされるとよいでしょう。

〇焼香順序の確認

〇弔電奉読分のリストアップ

〇出立ち(葬儀前の食事)数量確認

〇火葬場への同行者の確認と車の手配

〇留守番の依頼

〇初七日法要の参加者の確認と食事・お引きの数量確認

 通夜だけで、喪家の仕事はこんなにも多いのかと驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。こうした通夜の諸事万端を、ご遺族・ご親族だけで取り仕切るのは大変なこと...
 そうした喪家の負担を通夜・葬儀の知識と豊富な経験で喪家をお手伝いするのが葬儀社の仕事です。一柳は細かなご相談にもお応えしております。安心しておまかせください。

(投稿:2022年7月22日)

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